腸内細菌の代謝をあげてダイエットを効果的に
2017年11月13日
おはようございます。
今日は一段と放射冷却が起こり
今期1番の冷え込みになりました。
今週末にはさらに冷え込みが予想されていますので
冬支度をしっかりして冷え対策しましょう。
さて前回は腸内環境のお話しましたが
今日はそれに引き続きです。
三大栄養素のお話は何度としてきましたが、
エネルギー源となる栄養素は、
炭水化物、タンパク質、脂質です。
消化器官に特に問題がなければ、
摂取した炭水化物の85%、
タンパク質の66ー95%、
脂質の100%が
大腸に入る前に小腸で吸収されると考えられています。
小腸で消化吸収されない炭水化物とタンパク質は、
総摂取エネルギーの10ー30%程になり
大腸に存在する腸内細菌によって消化吸収されます。
もし、腸内細菌がいなければ、
このエネルギーは体外に排出されてしまいます。
小腸に消化されない炭水化物には、
食物繊維やオリゴ糖、糖アルコールなどがあり、
これらの一部を腸内細菌が栄養素としてとりこみ
発酵することにより、乳酸や短鎖脂肪酸が産生されます。
これらは大腸組織のエネルギー源として消費されます。
腸内細菌によって産生される短鎖脂肪酸由来のエネルギーは
人の全エネルギー需要の6ー10%程になります。
この短鎖脂肪酸のうち酪酸は産生が多くなると
粘膜上皮細胞が増え、水分吸収が促進されたり
逆に、欠乏が続くと上皮組織の萎縮が生じたりします。
乳酸や短鎖脂肪酸は、腸内を弱酸性の環境にすることで
有害菌の増殖を抑制したり、
ミネラルの溶解性を向上させ吸収を促進したりします。
他にも、免疫反応を制御する、
大腸の蠕動運動を促進する
など様々な機能があることが知られています。
ですので、腸内細菌によって、消化できない栄養素から
エネルギー回収が行われるだけではなく、
発酵による代謝産物が種々の有益な生理作用を持ち
体内の恒常性維持に重要な役割を担っています。
さらに腸内細菌は、私たちの体に必要なビタミン
までも作り出してくれます。
ビタミンB群の多くとビタミンK、
そして少量ではありますが、ビタミンCが作られます。
特にビタミンKは、腸内細菌による合成量が
必要量の大部分を満たしていて、
腸内細菌の存在に大きく影響されます。
ですので、まだ腸内細菌が未発達な生まれてすぐの赤ちゃんは
ビタミンKが十分に合成されず
「新生児K欠乏症出血症」を引き起こしやすいため
ビタミンKのシロップを飲ませる方法が取られています。
ビタミンKには骨を強化する作用もあります。
ビタミンB群はエネルギー代謝に重要なビタミンです。
腸内細菌による合成分も見過ごすことができない
重要な供給源となります。
なかなか栄養が取れない方は
セルリセット®︎ダイエットで
必要な栄養素を
必要なところに
必要な量を
消化吸収させ腸内環境を整えるため
卒業後のリバウンドがなく痩せやすい体質に
体質改善できるのです。
これから季節は冷えとデトックスがテーマになります。
むくみなどのお悩みなどご相談ください。