腸内環境の改善は新所沢整骨院へ
2018年04月28日
最近、テレビや雑誌、広告などでも見る機会が増えてきている『腸内環境』や『腸内細菌』
2010年に《サイエンス》という世界的な科学誌が選ぶ10年間の10大研究成果の一つとして
腸内細菌の研究が選ばれました。
宇宙や気候変動の研究と並んで選ばれています。
これまでのブログなどでもちょこちょこ出てきてはいますが、腸内細菌は腸の病気の他に
肥満、糖尿病、アレルギーに関係があることがわかっています。
また、2013年には肥満の伴う肝臓ガン発症増加のメカニズムに腸内細菌が関わっていること
がわかりました。
腸内細菌が精神状態にも大きく関与しています。
幸福感を与える『セロトニン』という、脳の重要な神経伝達物質の90%が腸内で産生されます。
そんな腸内細菌についての情報を書いていきます。
腸内細菌は約1000種類、100兆個が腸内に住んでいます。
人間の体を作る細胞は約60兆個と言われていますので、腸内細菌の数にびっくりしますね!!
そして、重さは約1〜2kgと言われ、脳の重さが約1,4kgなので、ほぼ同じ重さです。
腸内環境には日和見菌、善玉菌、悪玉菌と分けられます。
日和見菌:日和見菌のままだと特に作用はないが、食生活の悪化などによって、善玉菌にも悪玉菌
にも変わって影響を及ぼす。
善玉菌:免疫系に作用して感染防御や消化吸収の補助をしたり、健康維持や老化防止や体にとって良い
様々な作用を及ぼす。
悪玉菌:腸内の腐敗を進めたり、細菌毒素や発ガン物質の産生やガスの発生を起こしたりして、
病気の引き金や老化の促進など体にとって悪影響を及ぼす。
腸内細菌は必要なビタミンまでも作り出します。
腸内細菌によって合成されるビタミンは、ビタミンB群(B2、B6、パントテン酸、葉酸、ビオチン)
ビタミンK、ビタミンCが作られます。
特にビタミンkは腸内細菌による合成量が必要量の大部分を満たしています。
ビタミンKは骨を強化する作用もあります。
ビタミンB群はエネルギー代謝に重要な役割があります。
自分の腸内環境を知るものとしては、毎日の出る『便』の状態でわかります。
便は60〜70%を水分、残りは腸内細菌の死骸や消化されなかった食べ物の残りカスなどからできています。
なので便の量は体内の腸内細菌の量と食物繊維の摂取量に大きく影響を受けます。
腸内環境が良好な場合・・・
①色が茶色から黄色、黄金色
②臭いが無い
③力まなくてもスルッと出る
④1日にバナナ2〜3本分の量
となります。
毎日チェックできるものなので、ぜひ見てみてください。
前日の食べた物の影響が出ますので・・・
善玉菌が好む栄養源は、野菜(根菜類)、果物、豆類(納豆)、小麦胚芽、芋類、海藻の中に
多く含まれています。
この栄養素はすぐに不足してしまうので、毎日食べることが腸内環境の改善につながります。
日本には様々な発酵食品があり、それらは善玉菌優位の腸内環境を作るには良いのですが、
添加物や保存料に気をつけられるとより良い環境作りが出来ます。
腸内細菌を味方にして健康的な体を手に入れましょう!!
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